信州新町の悲しき秘境・柳久保池

1845年5月8日
20時をにわかに過ぎた頃
長野市を震源とする「善光寺地震」が発生。
長野市内では火の手が上がり
3日間火災が収まらなかったそうです。

そして柳久保川では深夜3時頃
余震の影響のせいか大地滑りが発生し
山の山頂付近から18戸の家が土石流に巻き込まれながら
柳久保川を堰き止めた。

今、柳久保池の前に位置する家は山の山頂付近から
ここまで滑落し
潰されずに残り今に至っているそうです。

元々犀川に流れ込む支流であった細い流れの柳久保川は3日間掛かって今の状態になったそうです。

嘗ては「シナノユキマスのメッカ」とされ釣り人に愛されて来た秘境・柳久保池
当時はシナノユキマスを唯一放流されたもう一ヶ所である中綱湖と並んで賑わいをみせていたそうです。

一度はそんな秘境をみてみたい。
そう思いつつも、そんな悲しい歴史があったとも知らず今年やっとその姿を目にする事が出来ました。
道中至る所に剥き出しとなっている断層の断面。
小さな滝がいくつもあり、より一層「秘境的雰囲気」を醸し出しています。
今ではシナノユキマスも放流されなくなってしまい
残った残存種のみで繁殖を繰り返して居るようです。
また、ブラックバスの心ない無差別放流もあり
まるで養殖池の様にシナノユキマス生息域はネットで囲われ、地元住民と釣り愛好家皆様の努力によって保護されています。

信州新町の秘境・柳久保池

暑い日でもここは涼しい風に吹かれ
いまでは殆ど人も来ませんが
山の中でひっそりとその悲しき姿を残しております。
簡単なドキュメンタリーVPを作成してみましたのでご覧ください。

安曇野担当
海川 徹也

信州新町の悲しき秘境・柳久保池
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